AIJ契約、中小9割:二次災害の予防も重要
先日も書いたけど、まさに「弱者が食い物にされる」構図。
運用は、本当に難しい。
勉強したからといって良い運用ができるわけではない。
運用成績云々の前に、基礎知識を身に着けることのハードルさえ高い。
それを中小企業の運用部門や運用担当者が持つことは容易ではない。
だからこそAIJのようなところが頼りにされるのだろうし、頼る側が被害をこうむる可能性も高まる。
嗚呼。
今頃社名が報道された会社では、電話が鳴りっぱなしなんだろうな。
「おい、俺の年金は大丈夫なんだろうな!?」
「年金払えませんなんてことになったらタダじゃおかないぞ!!」
大半はそんな荒っぽいことは言わないんだろうけど、一部の人はものすごい剣幕で怒鳴りこむかもしれない。
それが職責だとしても、いま本件にかかわった企業年金の運用担当者さんたちは本当につらいだろう。
変な二次災害が起きないことを祈る。
国は監視を強化するように!
担当者の皆さん、強い気持ちで踏ん張って。
そして、その弱みに更につけこもうとする輩がいる。
焦る気持ちがあっても、うまい話には気を付けて。
運用の世界にそんなおいしい話なんて絶対ないから。