ネット企業には常にチャンスがある
一昨日、「ネット企業の経営って本当に大変」という記事を書いた。
あれは、既存勢力の側から見たお話。
頑張って事業を伸ばし、大きなシェアを獲得したとしても安泰ではないという、インターネット時代における競争環境の厳しさ。
一方、こういう環境を新参者の側から見れば、逆の話になる。
ゲームは終わらない。
常にチャンスがあるということだ。
これまでの競争環境であれば、先行する企業をひっくり返すのは容易ではなかった。
競争が激しいインターネットにおいては、どんな強者も永遠ではない。
ネットスケープ、ヤフー、AOL、マイスペース、などなど、一時すごい勢いがあったものの失速した企業は多数ある。
いまネットの世界の王者であるGoogleやFacebookも永遠ではない。
いつか彼らをひっくり返すような新興勢力が、どこからか現れる。
日本にそういう企業が生まれることを願う。
自動車、電機など世界中の市場を席巻した従来の基幹産業は曲がり角を迎えた。
そういった事業の再活性化も重要だが、新しい競争の地平を切り開いていくような新星こそ待望する。可能ならば、どのような形でも新しい取り組みにかかわっていきたいと思う。