スマホのアプリはいつ終わるのか
パソコンにアプリをインストールする人は少なくなってきたらしい。
インターネットにつながっていてブラウザが動けば、アプリを使わなくてもかなりのことができるようになったからだ。
GmailやHotmailを使えば、メールソフトはインストールしなくてもいい。
(ローカルでデータを持つためにインストールしてもいいけどね)
Google appsやOffice 365を使えば、表計算ソフトやワープロソフトはインストール不要。
僕も新しいパソコンを買ってもほとんどインストールするものはない。
昔はアプリケーションの移行が大変だった。環境移行に半日はかかったもんだ。
一方、最初からネット端末として生まれたスマートフォンは、アプリ利用が中心だ。
パソコンにおけるパラダイムシフトを踏まえるとおかしな話である。
常時ネット接続できるから、全部ブラウザで済ましてしまう方が楽なのではないか。
アプリケーションのインストールやアップデートの手間が省ける。
端末にアプリをインストールしないですむからメモリも少なくて済む。
あれ?
もしかしてこれって”端末メーカー”アップルの陰謀?
アップルは、端末というハードウェアを売って稼ぐ会社だ。
メモリサイズは大きければ大きいほど端末は高く売れるから、アップルは儲かる。
でも待てよ。
クラウドの旗手たるGoogleのAndroidも似たような構造になってるぞ。
てことは他に理由があるのかなぁ。
PCで起きたことがスマホでも起きるのだとすると、今後間違いなくアプリからウェブへの移行が起きるはずだ。
既にHTML5がバズりまくっており、スマホ+HTML5でウェブアプリという話はたくさん聞く。
てことは、早晩アプリの天下が終わって、PCと同じようなブラウザベースの世界に変わっていくんだろうな。
そういやGoogleはChromeストアというウェブアプリ向けのマーケットを作ってなかったっけ。
ウェブアプリになっても、ちゃんとマーケットを通じてマネタイズできる。
Androidは4.0からChromeが使える。つまり、Chromeストアでウェブアプリを買って使えるから、従来のインストール型のアプリを使わなくて済むようになるってこと。そうすればHTC Chachaみたいに保存メモリの少ないマシンでもストレスなく使えるようになるだろう。
インストール型のアプリが終わり、ウェブアプリに移行したときに初めてスマホは「クラウド・デバイス」となる。まだまだ業界動くね。