ソーシャルメディアの利用と就業規則
社員のソーシャルメディア利用
企業のリスク管理急務 「社内ルール」に知恵絞る
個人生活と企業監視、単純ではない線引き
社員のうっかりしたソーシャルメディア利用で企業が被害を被る事が出てきた。
記事にある高級ホテルでは、事件後に従業員を「就業規則に基づいて厳正な処分を下した」らしい。
ソーシャルメディアの普及に伴って就業規則を改正する企業が出てくるのかな?
最悪の場合には解雇という事もあり得るだろうが、解雇事由は就業規則に列挙すべしと言う説がある。
重要顧客に被害を与えてしまった場合などを考えると、企業側の自衛策としてそういった改正もやむを得ないだろう。
もちろんきちんと採用選考をする、指導教育を行うという事が大前提だが、多数の従業員を雇用するような大企業の場合、規則面でも対策を講じないことの方がリスクだ。
また、導入研修などでソーシャルメディアとのつきあい方について教えることも増えるだろう。
ソーシャルメディアで炎上する事例は、そもそも友達だけが読む場所に書き込んでいるというような感覚が原因である事が多いようだ。啓蒙活動を行う事で、一定の抑止効果があるだろう。