国内ソーシャルゲーム市場は飽和?
日経電子版に「グリー、高成長神話に試練」という記事。
国内では、お金を払ってゲームをしてくれるお客さんがもういなくなるよ、という話だ。
いわく、
”国内市場の飽和状態が近づいているのではないかという懸念が浮上している。SNS各社はアイテムの課金利用者数など詳細を明らかにしていないが、いちよし経済研究所の試算によると、国内のソーシャルゲーム市場全体における課金利用者数は1000万人で飽和点を迎えるとしており、現状ですでに7割の700万人規模に拡大しているという。”
合理的な説明だ。
この推計が正しければ、ソーシャルゲームは、今後1.5倍くらいまでしか成長しない事になる。
課金利用者数が頭打ちになったらどうするか。
課金額の引き上げだ。
いま月に1万円使っているユーザーに2万円使わせることができれば、二倍に成長できる。
中の人たちは、次のような経営指標をウォッチしているだろう。
・全体の利用者数
・課金利用者数
・平均課金額(ARPU)
利用者を増やすために何をするか、彼らに課金してもらうためにどうすればいいのか、一人一人がもっとお金を使ってもらうためには何をすればいいのか。
中の人たちは、日々これらの答えを探している。
結局ユーザー側が一定の自制心を持たない限り、運営側にいいように搾り取られるんだろうな。
ユーザーが我に返るのが先か、業界の自主規制か、国の規制か。
さて、どういう着地を見せるのでしょうか。